先ほどのエントリーで「例大祭」について、ちょっとお話させていただきました。
今回のお題は「同人ポスター用紙の流行」でございます。
ソースは弊社。
あまり参考にはなりませんが…。
弊社を長くお使いいただいている、もう長い間同人活動を行っているサークル主催者の方が言います。
「良くも悪くも、単純だよ」
と。
ご存知の通り、弊社には数十種類もの用紙がございます。
当然のことながら、何を選んで良いのかさっぱり分からない。という方も多くいらっしゃいます。そういうお客さまには、これでもかー、これでもかー、と霹靂されるほどご説明させていただきます。
サークルさまにとって、ポスターというのは告知用であり、広告塔であり、目印でもあり、或いは一点物のプレミア品として誰かにプレゼントすることもあるそうですね。(大量刷りをして販売をしていらっしゃる方を除いて)
しかしながら、そういうものにかけられる費用というのは自ずと限られてくるわけでございまして、一番最初にコスト削減と削られるのが、大抵の場合ポスターなのでございます。ですので、予算が限られている方がほとんどの中で、アンタの予算はコレだけだから、コレしか用紙が無い。我慢しろ。と、突っぱねてしまうのはあまりに切ない。たった1枚であろうとも、そんな寂しい取引無かろうと。
限られている予算で、出せる金額が決まっているのだから、その決まった金額内でいかに満足してもらえるポスターを作ってもらうか。というのが、弊社にとっての大命題です。
例大祭に限ってのお話をさせていただくと、今回ダントツで人気だったのが
FelixSchoeller(フェリックス・シェラー)社の光沢紙でした。
サークルスペースに気軽に貼れるという点で、A2を例に挙げてみると印刷代はこんな感じです。
(あとは直接搬入手数料に315円を別途いただいておりました)
1,000円(1050円)
新商品としてフェア価格で出させていただいておりまして、お安く提供出来るように頑張っております。
それでは、同じ金額で他にはどの用紙が出来るのかを書き出してみましょう。
・マットコート190
・純正マット合成紙
…ん?純正マット合成紙?
FSフォト光沢紙が、バッタバッタと原稿という原稿をなぎ倒す傍らで、実は純正マット合成紙もこっそり暗躍をしていたのです。
純正マット合成紙やYUPOJET170という用紙は、サインディスプレイ用紙の中にラインナップされています。
主なご使用用途といたしましては、その名の通りディスプレイ用です。
ちょこっと手を加えますと、お風呂ポスターなんかにも使えます。ちょっと引っ張っただけじゃ、簡単に破れません。
一見ペラペラした薄い用紙ですが、元々がサインディスプレイ用なので、色再現率に関しては下手なマット紙よりずっと高いのです。色味に忠実な上に、ヨレやにじみも発生しません。優等生なのです。
眼鏡を外すと、すごい美少女だった!
体育服や水着姿もすごい!実はすごいスペックだった!
こんな近くにこんな高レベルな子がいたなんて!
……こんな感じですね。
従いまして、写真の滲みや色再現率のところでアウトが出たら即死亡とされる学会用ポスターなどにも、よく使われます。もっとも、合成紙とはいえども紙が混ざったポリプロピレン(同人誌の表紙などでよく使われます。PPってやつですね)のフィルムですので、折るとよろしくないということで、国内学会用としてオススメ出来るものではございますが。
優等生がゆえに、塗り残しなどには他の用紙の数倍厳しいです。
きっちりと塗り残しを表現いたしますし、柔らかみを出すというよりはきっちりと色を再現しますので、
「この色って言われたから、出したのよ。だってそれしか出来ないし」
という、不器用さまで感じます。
我こそはと思う原稿に対してのデレっぷりも、他の用紙の追随を見ません。
さすが眼鏡っ子。(か、紙に萌えているわけじゃないんだからね!)
某大手サークルさんも、今回マット合成紙をお選びになりました。
普通は光沢紙なのかマット紙なのかで悩むところを、敢えてマット合成紙にした理由をお聞きすると、
「いやぁ、そのままプレゼントしようと思って。そしたら普通のポスターってのもなと」
というお答えをいただきました。
激しく塗りの厚い原稿ではありましたが、そこは質実剛健な感じに再現したポスターが出来上がり、
ご満足いただけたようで、笑顔でお帰りになられました。
同人のお客さまに関しましては、良くも悪くも単純である、とお聞きしておりますが、
視線を少しだけずらすと、同じ予算でありながらも、他とは違ったものが出来上がります。
それだけのラインナップとお値段設定にはさせていただいております。
用紙選びで迷われるのも当然かとも思います。その際は、どんどんご相談いただければ幸いです。
実際に原稿をお持込の場合は、A4サイズではありますがサンプル出力もさせていただいております。見比べながら、お決めになっていただいても、こちらとしてはむしろ本望な位です。
大いなるヨタ話となってしまいましたが、今回はこんな感じで締め括らせていただきます。
予算が無いからって、妥協することは無いですよ!
そのために印刷屋ってのは存在するんですから!