今日のお題は弊社商品の「すごい普通紙」についてです。
実は、この商品を新たに導入するにあたって料金表を作っているときの名前は「普通紙プレミアム」とか、そういう名前をつけておりました。普通紙は普通紙だけれども、かなり高性能だという意味を込めて。
しかしながら、そのネーミングに異を唱えた社員がおりました。
生まれは大阪、育ちは奈良、学校は京都と3点揃った、コテコテの関西人です。
「普通紙プレミアムって、良いような悪いような…。うーん、そんなに高性能な普通紙なら、すごさを伝えたいなら直球で、すごい普通紙ってことで」
ということで、すごい普通紙という名前になりました。
以前、ごくごく一般的、よくありふれた感じの「普通紙」を扱っていました。
マット紙というよりは…、普通紙です。コピー用紙のような用紙ですね。
地図会社さんの原稿とか、建築関係のCADの図面を出すなら十分なのですが、これがたとえば住宅展示関係の原稿とかイラストになると、もう本当にがっかりです。ごくごく一般的に売られているコピー用紙に、ご家庭のインクジェットプリンタで、イラストや写真を印刷したことのある方はいらっしゃると思うのですが、まさにあんな感覚です。色が乗り切らず、盛大にヨレてしまう上に、そもそもの色がおかしくなります。
用途を選びすぎてしまうという理由で、撤廃となりました。
今は取り扱いしておりません。近い用途の用紙として「マットコート120」があります。
コート層の無いマット紙、つまりは普通紙ということなのですが、すごい普通紙は普通紙を超えた普通紙です。
どこまでいっても普通紙ということから逃れることは出来ませんが、高性能です。
まず、色はちゃんと出ます。比較的使用インク量の多い黒や紺色なども、きちんと表現できます。
しかし、普通紙です。
コート層が無いので、正直に申し上げますとやっぱりヨレは発生してしまいます。
印刷したその日1日は、インクの乾燥が追いつかず、ヨレも目立ちます。
しかしきちんと乾燥させると、ヨレはかなり目立たなくなります。…あら不思議。
というわけで、すごい普通紙というのは
・色がかなり忠実に出る
・乾燥をきちんとすれば、そんなにヨレは目立たない
・滲みも本当に少ない
・でも普通紙
という、なんだか不思議な用紙ということなのです。
強いて言うのであれば、上質普通紙という感覚。家電量販店などで見かける、ちょっと厚口ではあるけれども、そこそこ安価な用紙という感じです。ちょっと贅沢。
ポスターともなると、ヨレや滲みは、印刷する側としてもやはり気になります。
ご注文を頂き、原稿を拝見させていただいて、お客さまのご要望の用紙だとヨレや滲みが発生してしまうと判断した場合は、すぐにご連絡をさせていただいております。そこはガッカリ品質なものをお届けしたくは無いという気持ちからではございます。もちろんご予算というのもありますので、出来るだけ同価格帯で見栄えのいいもの、鑑賞に耐えうるものとしての用紙選びについては、出来る限りのお時間をいただきながら、ご説明させていただいたり、ご案内させていただいております。
例えば企業展示会などにお使いになられるもので、原稿のほとんどが文章。後はグラフ。写真は少々。
一日だけの出展で、そこまでのものではないということなのであれば、本当にこの用紙はオススメです。短期間、しかも濃い色ベタの無い原稿での、学校の部活勧誘ポスターなどにも、この時期はいいかと思います。ヨレや滲みに関してはインク量の問題が大きいので、淡めのものなら、イラストもOKでしょう。
なかなかの優れものでございます。